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  • 執筆者の写真株式会社エービーコンサルティング 鈴木健彦

ホームページ制作の営業と営業してくる方へ考えてもらいたいこと

このところなぜか、複数社から営業をもらっています。弊社はホームページはWIXを使って完全自作です。

中小企業にとってホームページは最初のIT化で、とっつきやすいものです。しかし、その開設理由は、「他社もやっているから」等積極的なものではなかったりします。 


 結果、IT化全般が中小企業取って「コスト」としか見てもらえません。最も身近なIT化のホームページ作成がコストと感じてしまうのであれば、国が進めたい、そして企業が競争力を持つために必要となってくる「DX」など本気で取り組めない中小企業経営者は多くいるのではないでしょうか。

マッキンゼーでしたか、複数のコンサルの昨年のDXの調査で、日本の企業経営者の8割程が「IT化はコスト」と認識しており、欧米では同程度が投資と理解していました。


HP訪問者数やECサイトとの連携を行っているのであればそれらの効果測定を依頼企業に報告していないだろうホームページ制作企業が多数居ると思うのは、昨年、東北の企業のホームページを1500社程集中的に見たことによるものです。

HP作成のフォーマットに適当に押し込んで、終わり。当然検索数も伸びるわけなく、コストになってしまっています。特許やその企業の強みも載っていない…


 弊社のHPサイトも他社様の事を言える様に作りこんでおらず、このブログ更新も半年空いているので偉そうには言えませんが。弊社は棚に置いておいて。

 ホームページ事業者は適当にフォーマットで作って、後は回線提供料を毎月日銭として獲得して満足しているというところが多いのではないですか。もちろん、そのことに問題意識をお持ちの企業様とも出会って意見交換もしているので、しっかり取り組まれている企業が有ることは承知です。HP作成コストの安さも知っています。

一昨日、電話をしてきた営業マンは、効果測定の話をしたら露骨に嫌そうに、やれば導入してくれるのですか、と説いてきたのでお引き取り頂きました。


そのような事が有ったのですが、今日、ホームページの利活用を効果的に行っていた中小企業の話をフジテレビのMr.サンデーで取り上げていました。007ノータイムトゥダイに、東京都荒川区の森田畳店というところの畳120枚?が使われているというものです。この注文のきっかけが森田社長がプログラム言語を自身で入力している手作り感満載の英語のホームページだったそうです。パリコレやアラブの富豪の注文も来ているそうです。007の美術担当監督は、「自家製ホームページがかえって信用で来た」というコメントを述べていました。

 解析まではやっていないのかもしれませんが、自社の強みをしっかり作りこんでいて、コメンテーターの木村太郎さんが「中小企業の模範例となる話でないでしょうか」とおっしゃっていました。


たかがホームページ、だけどモノつくり産業にとってはIT化、DXの入り口になるのです。顧客利益の最大化の提案をできないホームページ作成業者は、オフショアで仕事がなくなりますよ。産業の空洞化と言われていましたが、ITもオフショアで空洞化するリスクが有ると思っています。生き残ってしっかり日本のITを支えてくれる企業は残ると思うのですが、そうならない企業も確実に出るでしょう。


今、コンテンツ産業の調査をしています。この話はまた次回以降にご紹介させていただきます。




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