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執筆者の写真株式会社エービーコンサルティング 鈴木健彦

農業をディするつもりは毛頭ありませんが、アニメーション・ゲーム産業は12兆円産業

農業売上高9兆円産業、アニメーション・ゲーム産業は9兆円産業。これにはいわゆる聖地巡礼などといった観光波及効果、コスプレ・フィギュア制作・販売のすそ野の広がりは含まれていません。


食のセキュリティが言われている中、農業の重要性はわかっているつもりです。産業規模として、アニメーションやゲームといったものは農業以上の売り上げがあり、かつ、世界市場で闘える数少ない国内産業になってきています。


しかし、地方では「アニメーション、ゲームなんて遊んでないで、仕事しろ!」という偏見がまだまだ多く、それは東北には強いと感じます。私も実は昨年、調査をするまでは産業としてこのような大きなものであることを知りませんで、偏見を持つ側でした。


インバウンドは東北に1%40万人来ていたかどうか、と言いますが、アニメーション、ゲームの12兆円のうち、1%の1200億円の売り上げは東北ではないでしょう。

しかし、アニメーションの原作者や関係している企業はそれなりにあるのです。

自分も大好きだった機動戦士ガンダムはその一部が福島県いわき市で作られていたこと、今年頭に話題となった「呪術廻戦」は仙台のスタジオも制作に加わっています。

フィリピンやブラジル、イタリア等バレーボールが盛んな地域では仙台が舞台で登場する「ハイキュー」が大人気だそう。


コンテンツ産業ということで括られるアニメーション、ゲームはやり方によってまだまだ地域産業として、東北でもやれる可能性があると感じています。


東北工業大学で今年から「アニメビジネス論」を教養教育科目に採用されたということなど、専門学校も数多く、課題は有っても少しずつこの地域でも育って欲しいと思います。


 #ゲーム #アニメーション #地域振興 #産業振興 #コンテンツ産業 #東北

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