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  • 執筆者の写真株式会社エービーコンサルティング 鈴木健彦

オーバーテイク! 第9話の聖地巡礼

未視聴の方、ネタバレ含みます。ご注意ください。





モータースポーツ F4 の高校生ドライバー浅雛 悠と、彼を追うフォトグラファー眞賀 孝哉の交流が物語の中心。

フォトグラファー眞賀は、人物写真が撮れなくなっていた。

その理由が第9話で明らかにされ、舞台が 岩手県大船渡市でした...


この作品を見た多くの方に今の、復興してきてた東北を見て欲しいな、聖地巡礼に来て欲しいなと思って、固くなるけどコンテンツツーリズムを考える参考にしようと大船渡まで足を延ばしてみました


「道の駅さんりく」「普門寺」「D-ZONE」「海の幸ふるまいセンター」にいきました。

「三陸鉄道吉浜駅」「旧吉浜郵便局」「滝観洞」など、他にも取り上げられているので、1泊2日は各地廻るには必要です。



最初に行った 道の駅さんりく  

 大船渡市三陸町越喜来字井戸洞95-27



人形の向きが変わっていましたが、二人が座ったベンチは奥にあります。



「三陸特産の小枝がきで作ったソフト」というセリフに「牡蠣ソフト」を連想していて、本当に美味しいんか??って疑問でしたが、柿だったんですね。そのことを道の駅の方にお話ししたら、大爆笑されちゃいました。

「うまっ!」て本当に出てしまいました。




あわび の文字の後ろの空間が ガチャガチャがあってその前で眞賀が電話していたシーンになってましたが



ガチャガチャは建物左手の方に場所替えしたそうです。 


「これなんだっけ?」と思ったら、アマビエ です

これも外から店内にお引越ししていました



季節感があふれてます


ベンチわきにはD-ZONEのマップは貼ってませんでした。これは創作なのかも?


柿ソフトを食べに、9話を見た県外女性と思われる2人組が来たとか、既に作品を見て回っている方が居ると言うお話を道の駅職員の方からお聞きしました。作品と違う場所に動いているアマビエやガチャガチャの事をお聞きしてから、撮影了解をもらって撮っています

アマビエの隣には千葉ロッテマリーンズ佐々木朗希投手グッズも ふるさとコラボ商品とのこと



    陸前高田市米崎町字地竹沢181 


五百羅漢 に迎えられました 


おそらく二人が会話していたのはこのアングル

周囲には小さい表情豊かな羅漢さまがいっぱい

東日本大震災で受けた様々な感情と想いの祈りの空間、追悼の想いの場だそうです


作品に登場した羅漢さま、見つけられませんでした

一番印象に残った羅漢さまが、3人の笑顔の羅漢さま



手ぶれしていた(泣)


1体にだけ、光が差していてなんか不思議でした




D-ZONE 

大船渡市末崎町末崎山1-10 (国道45号線、通岡峠)


パチンコ&スロット 招福亭ジャイアンツ の入り口を入り、駐車場を通過して一番奥に

現在、予約があったときのみの営業とのこと

 窓口が 弁天の湯 電話0192-47-3546  営業時間は午後3時から午後11時


ホームページが見つけられませんでしたが、公開されている料金表のままだそうです

以下

グーグルマップに料金量を掲載されている方がいらっしゃいました


ガラス越しにカートが整然と並んでいるのが見えました



訪問したのは午後2時半頃、偶然、開業準備の方にお会い出来て、少しお話を聞けました

せっかくの施設、賑わいが戻って欲しいです




海の幸ふるまいセンター

 大船渡市大船渡町字笹崎3-6



右手のスクリューが作中でアップで映っていました。


カキフライ定食、単品でホヤのフライとクリームコロッケを食してから、従業員の方にお話を聞いて、店内の写真も撮りましたがブレブレ… (本当に自分はプロカメラマン目指していたのか?自己嫌悪でした)

作中は網焼きでしたが、鉄板に替わっていました

ホヤ、苦手な人も多いかもしれませんが、ポン酢が一番合うように思います

お土産にホタテの黄金漬を買って帰りました。ご飯に載せて、すごく進みます。お酒のみの方にもいいと思います

イメージは松前付けのイカがホタテに変わったような感じ



阿部長商店は多分、海をバックにした映像かなと思いながら、南三陸ホテル観洋に宿泊した時の景色を思い出しました。




作中であった東日本大震災のエピソード、ただ単に舞台背景としてだけではなく、次に来る災害への防災の知識として、この作品の聖地巡礼をする方々にとって、「知る」きっかけになって欲しいです

大船渡市をはじめ、東北太平洋岸には様々な伝承施設が残っています

ぜひ、以下の伝承施設ガイドを参考にしてもらえたら…


12月4日付けで津波注意報に避難しない釣り人、というニュースが出ています

伝承施設を見てもらえたら、こんな人たちも減るのかな

震災時、最初の津波警報は波高が低かったのが、どんどん大きくなっていって




【備忘録的に、震災の捉え方の感想と行政の方との意見交換素材】

私は学生時代、報道写真の世界に行きたかったので、今作で眞賀が語っていたことカメラマンの先輩方と話ていたことを思い出しました

また、被災者を撮影してしまう事の因果、でも誰かが伝えていくことの必要性、それで少しでも「社会を直す医者」になれたら…

その様な事、解決できない課題で、納得してやるしかないもの。商業的な野心があったとしても、因果は必ず負う


震災では多くの人の、それぞれの体験、記憶、辛さ、切なさが残りました

その一つが眞賀のエピソード

色々と思い出して涙目になって全部視聴しました




・訪問した各所でオンエア日時をご存じなかった、まだご覧になっていらっしゃらなかったという事を聞きました。取材は昨年中にあったという事なので、地元役所から等の相談で対応したという事でした。これまでも調査や、調査以前から感じていた課題で、フィルムコミッション等の仕事は、ロケを受け付けることで終わっていてその後のフォローをしていないという事です。

東北電力勤務当時、特に女川原子力発電所広報課勤務時はマスコミ他取材対応窓口でした。取材後、紙面掲載や放送日時は必ず確認します。その公開された内容が自分の業務の実績にもなり、証拠です。誤解された内容であればカウンター広報という反論しなければなりません。

このような視点で、フィルムコミッション等は地域の協力をたいていは無償で受けているので、その成果となるオンエア等は地域に報告して欲しいものと思います。

震災の時にオール仙台ロケで濱田岳さん、木村文乃さん主演で「ポテチ」という作品を取りました。このDVD、ブルーレィ発売時に、各店舗回りしたものの、自分が回った販売店では、オール仙台ロケなど、地元が関係したPOPなどどこにもなく、他の商品と変わらず・・・

親近感があれば売れるはずなので、これでは、売れるものも売れないのではと思いました。


取材受けた皆さんも、公開がどうなるか、取材者に聞いてうまくPRに生かしてください!と思いました。版権があるから、映像は使えない場合は多いです。

ただ、版権元が使える素材を限定しながらも協力してくれる場合も有ります。

地元観光地、作品双方にメリットがあるように、地元フィルムコミッションがハブになって皆が潤う様にうまくやって欲しいなと願うばかりです。


ただ、制作者側は聖地巡礼など、知ったこっちゃないというのが、実情です。年間300作品もアニメーション作品は国内で制作されています。圧倒的な人不足で、そんな振り返りをやったら、放送に穴が開いてしまうのです。

脱線が過ぎるため、この辺で終わりにします。






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